大腸がんを治したいジャナイカおやじ日記  

59才で大腸ガン(横行結腸がん)で盲腸、上行結腸、横行結腸を切除。その後、補助化学療法として抗がん剤治療がはじまる

CT検査(造影CT)に行ってきた。

抗がん剤治療もあと1クールを残すのみ。

 

昨日は病院にて血管造影剤を注入してCT撮影。結果は来週の火曜日以降。転移、再発してないとよいのだが。 ちなみに2回目の造影剤の注入だったけど、なんなく終了。 前回はがんを告知された直後でパニクった状態で検査してたので気分が悪くなったことしか覚えてなかったが、今回はリラックスして楽しめたww  

 

撮影の始まる前に造影剤注入装置をセットし、腕の血管に針を刺して細い管に接続され準備完了。なんだが、今回は血管注射が下手くそな看護婦により3回も注射器を刺された。都度、血管の中でゴリゴリやられるか痛いというか、いい加減にしろ!って感じだ。そもそも、俺の場合、血管が皮膚の奥にありわかりにくいらしい。でも、採血センターの慣れた看護婦は百発百中だから、それほどでもない。これまでの経験でいくと、失敗する多くの看護婦は血管を見つけるの下手で、腕を指先でさわりまくり、表に返したり裏に返したる、手首は手の甲までさわりまくることが多いので、そのパターンになった時はこちらが心配になる。

 

ようやく血管に針が入り、

造影剤注入機に接続され造影剤が注入されることとなる。 看護婦が簡単な説明をはじめる。「造影剤を注入しながら撮影をしますが、痛みや耐えられないくらい気分が悪くなった場合、呼吸が苦しくなった場合はお知らせください。」 と説明して視界からいなくなった。

 

耳の後ろの方から、また声が聞こえた。 「これから少しずつ造影剤を入れながら撮影していきますね〜。造影剤を入れたら、喉から腹部、そして全身が熱くなりますが、心配ないですよ。」と言ったかと思ったら直後、始まった。

 

造影剤を注入した2秒後くらいに喉がぎゅーーーーと熱くなってきた。スピリタス(アルコール度が最強のリッカー)をぐいっと飲んだとき同じような感覚だ。造影剤の液体が細い血管ごとに明確に流れ広がっていく感じ。その後、2〜3秒でそれが上腹部へ、そして下腹部へと順次、浸透していく。わずか五秒ほどで全身の血管が浮き彫りになった感じで熱くなる。

 

大腸がんの切除手術前の全身麻酔を思い出した。全身麻酔の液体を注入器で入れられた直後に、ぐっとまぶたが重くなったかと思うと2、3秒ですーーと全身に行き渡り、ストンと意識が落ちるあの感覚を思い出した。今回は熱くなるだけで意識おちずに終わりだったが、血管注入器をつかって血管ダイレクトに薬をいれると、こんなに簡単にほぼ瞬間的に全身にひろがるんだと感覚を体感できた。通常の点滴はいつ効いてくるんだよって感覚とはまったく違う感覚。

 

ということで、今回もまた、人間の血管ネットワークの神秘性と凄さを実感できた。まあ、必要な体験でないことは確かだがww