大腸がんを治したいジャナイカおやじ日記  

59才で大腸ガン(横行結腸がん)で盲腸、上行結腸、横行結腸を切除。その後、補助化学療法として抗がん剤治療がはじまる

術後10日目で退院 2017年10月20日

無事退院。 家内が病院まで迎えに来てくれたので一緒に電車で帰宅。どんより雲と冷たい雨で気分は冴えませんが、とりあえず無事、帰宅できたことは嬉しい。

 

およそ一ヶ月前に大腸ガンが見つかり、バタバタと入院し手術。

重度の肥満体なので、腹腔鏡手術はリスクを伴うので、腹腔鏡で勧めるが、術中に困難と判断したら開腹手術に切り替えるかもと言われ、とにかく出来るだけ手術当日まで痩せようと、1ヶ月で10kg減量した。 結果、開腹手術にはならず腹腔鏡手術だったので、入院期間も短く、術後の回復も早かった。

 

入院後は点滴生活だったが、その間はほとんど減量しなかったね。

看護婦さんに聞いたら、点滴で糖分もかなりはいっているので増える人もいるよって。確かに五分粥食にかわった後、⒊日で2kgほど減った。

 

ガンは、ばっさりカットした。次の治療は病理検査後にわかる。 転移していたら抗がん剤治療となるらしい。

 

今回は、想定外でいろいろと職場にも迷惑もかけ、無責任に病気になったことで心配、迷惑をかけたことは猛省した。今後は、まず生活習慣を見直し、周りに迷惑のない、残されたヒトに不安を与えないエンディングストリーを備えた生き方をしなきゃいかんと 思った。

 

心配、お見舞いのメッセージを沢山頂き、つくづく思うところが多い入院だった。

術後の回復急加速 10月17日 

手術後5日目でようやく身体につながっていた管類から解放された。

快適。

痛み止めも錠剤のものになった。

今日、ウンチとガスも順調に出てそろそろ退院が見えてきた? 

キズ(切開後)も綺麗になってきており、復帰までもう少し。 動くと痛みは残っているものの歩くコトには支障がない。腸のリハビリのためには出来るだけ歩いてくださいと看護師からアドバイスされているので、とにかく歩く、歩く、暇があれば、歩く。

 

一日、3000歩ほど院内をウロウロ歩いている。大病院なので、結構、歩数を稼げるw 院内の食堂やカフェのメニューを横目に見ながら(まだ、食べれない)歩く。

 

四人部屋なので入退院もある。今日、入院してきた隣人は、70歳くらいの初老の男性だが、胃がん咽頭癌→大腸癌と転移で今回は大腸癌の手術らしい。至って冷静で手術の前夜も消灯直後からすぐにお休みになり、朝までしっかり寝てた。俺のように小心者で手術前夜は不安で寝れなかったのとは大違いだ。

 

病院の食事であるが、大腸を切って縫った直後というコトもあり、流動食でなんでもかんでもふにゃふにゅな食感で美味しくない。しかし、さすがに手術当日の痛みの記憶は鮮明にあるので、繊維質のものやら、がっつりしたものは食べたいとも思わないがw

 

とにかく、入院前の暗い気分は完全になくなりましたね。

 

 

 

手術後3日目 10月14日

本日、夕方から食事開始の予定だったのが延期になった。理由は午前中にとったレントゲン写真で腸が動いてなくてガスが溜まっているという理由。なんだよそれって感じw 水とか食物を入れれば押し出せるんじゃないの?と単純に考えてしまうんだけど、どうやら違うらしいww

 

医師も看護師も、とにかく腸の動きを上げるために、運動、歩けと簡単に言うんですが。。本人にとっては、とても苦痛なんです。でも、回復を早め、予定通り退院できるために自分にムチw

 

夜に夕飯のかわりにコップに半分、約90ccのリンゴジュースが出た!

夕飯だぜ! 約15分かけて、噛むように少しずつ飲んだ。

 

 

手術の翌日 10月12日

昨日、手術が無事?終わり、一夜が明けた。

術後、十数時間はとにかく麻酔が切れてひたすら痛みとの戦いだった。

翌朝あたりから、色んな管が繋がれているのが気になり始めた。

両足に座布団のようなものが巻きつけられていてエアーポンプでマッサージされて

いるのだが、おかげで身動きも寝返りも難しい。午後になり、24時間経過したので外してもらったが、鼻には酸素の管、手には点滴の管、あそこには尿道に管と、色んな管に繋がれているんだけど、一番気になったのは、尿道の管。麻酔時に挿入されたので、その際の痛みは知らないんだけど、異物感と残尿感があり、とにかく違和感。気になって仕方なく、自分でずこっと抜いてしまいたい気持ちに何度もなりました。結局、36時間ほど、つけたままで本当に辛かった。最後は医師に懇願して早めに抜いてもらったくらいです。

当日は、寝返り打つたびに激痛が走り、それに耐えながら、とにかく安静にしていたのですが、午後に歩行練習の予定が入っていた。到底無理って感じだったけど、とにかく、腸の癒着防止のために少しでも歩いたほうがいいと言われ、半ば無理やりに歩かされた。まず、ベッドで上半身を起こす際に激痛があり、看護婦さんの介助を受けながら起こし終えると次はベッドの柵をもって、立ち上がる。激痛が走る。上げた腰を下げるのも辛いので無理をして立ち上がった。ここまでですでに10分近く経過したんじゃないかな? その後、点滴の台に寄りかかりながら、10cmくらい右足を前に移動。そして次に左足なんだけど、とにかく動かすたびに激痛が走る。20分ほどかけて、4、5m歩いたがそれが限界。

 

手術翌日は歩いて終わり。まだ、食事もないのでやることがないので、とにかく、ベッドのリクラインングあげたり、おろしたりで退屈しのぎながら、うとうとして1日が終わった。

 

 

大腸ガン手術の当日 2017年10月11日

昨夜は遠足前夜じゃないんだけど、なかなか寝れず、早朝5時から目覚めた。

午前8時半から手術。

手術時間は約3時間、大腸の右半分(盲腸とか虫垂とか周囲のリンパ節とか諸共)切除し、小腸と大腸を縫い合わせるらしい。

昨日から完全禁食で腹ペコ。

時間になり、看護師から声がかかる。

「あと30分ほどで手術室に向かうので手術用の着物に着替えておいてください。」

すでに着替えおわっているんですけど(見ればわかるだろw。。。)

時間になり、看護師が部屋に入って来た。これから行きますので、家族の方もご一緒に手術室のほうへと案内される。

ストレッチャーに乗っていくのかと思いきや、スタスタと歩いて、エレベータに乗り、手術室に向かう。手術室の手前で、自動ドアが開き、中から手術担当医がお出迎え。

頭に除菌用の紙ネット帽を被らされ、歩いて手術室に向かう。

同行した家族(家内と長女)には、「ほんじゃ、行ってくるね!」と小さな声で話して中に入る。

 

手術室に案内される。手術室は冷蔵庫のような温度設定でサカナの解体現場な感じで、まな板の上の鯉気分w

手術台へ自分で横になるのだが、ちょっと足を滑らせて、バランスを崩したが、なんとか横になる。横になった途端、麻酔医師や助手やら3名くらいの人がさっと寄って来て、色んなコードをペタペタと貼り付け、機械へつなぎ始める。

そうこうしているうちに、点滴と麻酔のための注射針を打たれる。

注射針からまず、少量の麻酔が流された。今、麻酔を少し入れました。まぶたが少し重くなりましたよね? 「はい」と答えた。「でわ、これから麻酔を入れて行きますね。徐々に目蓋が重くなります。」と言われたと瞬間、まぶたが重くなり、すーーーっと閉じていく感じがして、それから意識はありませんでした。

 

手術、終えたのか、喉のあたりで管を抜く感覚があり、その時に目がさめました。

4時間半かかったそうです。

 

家内と娘が来て「無事に終わったようだよ」と声をかけてくれたのですが、返事をするも声もあまり出ず、目で少し笑顔を送るので精一杯でした。

 

術後麻酔切れた後の痛みは壮絶なものでした。

 

どうも鎮静剤に合わない体質で何度も嘔吐の繰り返し。そのたびに着替えさせらるのですが、体を動かすと激痛走る、その痛みでまた嘔吐って感じでした。

 

 流石に腹筋とか脂肪とか腸とかリンパ節も根こそぎ切ったので痛い。夜になり、眠気も時折襲ってくるが、 とにかく痛くて痛みで目がさめる、時間がなかなか進まない。とにかく手術後の12時間は大変でした。

大腸ガン手術のため入院 10月9日-

午前中に、入院手続きをして部屋に案内された。 4人部屋の窓側である。差額ベット代発生したが、まあ、気分的にも窓側がいいと思い、そちらに決めた。

 

手術前なので何もすることもなく一日が過ぎた。

食事は五分粥と野菜のお浸しみたいなものと、ちきん三切れ。大きめのやきとり一本分くらいの少量。 この食事をもって明後日の手術に向けて禁食となった。

手術後3日経過するまで禁食なんで、まあ、5日間の断食。

ガマンするしかない。 9時が消灯時間。早過ぎだけど眠れるかなあ?

 

早朝に目がさめた。本日のビッグイベントはJOMO(除毛)、一般的には剃毛じゃないの? 胸下から足の太ももの内側までと説明された。

ん? 人に剃られるのは顔以外人生初なんでちょっと不安。

名前を呼ばれ、除毛専用の部屋に通される。

パジャマ脱いでパンツ一枚でベットに仰向けに寝る。看護婦さんが「でわ、剃りますね〜」と言って、バリカンのような電気シェーバーのようなものでお腹の上部から剃り始めた。ジョリジョリ音がする。あそこの毛も全部剃るものだと思ってたが、その部分は避けて、太ももに移動。太もも膝上15cmくらいのところまで。なんとも中途半端である。さらに剃ったあとも2、3mmくらい毛が残っていて、ツルツルではないw

 

要は、手術中に管を止めたり、テープを貼る位置だけを剃ったということでした。

そういう意味では控えめな除毛でした。

大腸ガンと内視鏡検査 9月22日

今日は大腸ガンの病理採取のため、内視鏡検査。

 

内視鏡の検査で早朝から病院に入り、ニフレック2リッターを飲んで内視鏡検査に。

鎮静剤の注射を太っていると静脈がわかりにくいのか、合計で5回も注射針を刺された。いちいち、チクっとしますよって言ってから打つんだけど、俺的には黙って打ってほしいw

 

大腸の内視鏡検査ってのは、上手な先生がやるとスムーズなんだよね。今日も鎮静剤でウトウトしている間に終わったって感じ。 ちなみに今日も新たなポリープみつけたけど、病理検査用にちょっと採取しただけで本体は次回の手術時に切除するのであえて取りませんでしたと丁寧な説明もあった。

 

内視鏡の検査ってのは前日から食事制限して、強制的に大量の下剤を飲む、腸の中を完全清掃するので、検査終わるとなんとなく清々しい感じになるのは俺だけ?w